NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構様の認定試験システムを制作しました
NPO法人 日本乳がん検診精度管理中央機構様(以下、精中機構様)からのご依頼で、認定試験システムの開発・制作をいたしました。
精中機構様はマンモグラフィならびに超音波の検診精度管理について、検診の診断精度を保つために、日本全国で定期的に講習会と評価を認定する試験を実施し、乳がん検診の精度管理向上に努められています。
試験システムの主な構成・仕様など
昨年までは、試験問題のデータの閲覧のみをPCで行い(試験問題部分は弊社にて制作して運用)、解答にはマークシートを利用しており、採点はマークシートスキャナで読み込み、採点システムにて当日中に採点・評価を行う運用をされていました。
認定試験は日本全国で定期的に行われるため、試験システムは会場や設備に左右されないようにインターネット接続したりローカルネットワークを構築せず、PC単体で完結するようにいたしました。
受験者
- 会場に用意されたPCにて試験を実施
- ネットワークは使わずスタンドアロンで対応(PCのローカルサーバにて稼働)
- 解答画面(出題)/解答完了画面はWebブラウザにて実装
解答画面(出題)
- 動画問題・静止画問題・アンケート
- 試験問題のパスワード保護(当日会場にて開封パスワードを通知)
▼試験終了
運営側(管理者の機能)
解答完了画面
- 解答内容をQRコードで表示
- PC画面に表示されたQRコードをQRコードスキャナーで読み取り可能
▼集めたデータを取り込みお客様の採点システムと連動
採点システム(お客様にご用意いただいたシステム)
- お客様にて別途開発していただいた採点システムにデータを読み込み連動
- 即時試験の解答を判定し試験当日に結果発表
試験をバックアップする体制
PCのトラブルなどに備え解答画面の状態を二重でバックアップ
- ブラウザのストレージにデータ保存/出題ページで解答操作を行う度に最新の解答状態を保存
- PCのストレージにデータを保存/出題ページで解答操作を行う度に解答履歴を保存
管理画面
- ブラウザのストレージからデータを保存
- 保存されたデータをブラウザのストレージへインポートしデータを復旧
- ブラウザのストレージデータを削除
- PCのストレージに保存されたデータを一括削除
- 管理画面はWebブラウザにて実装
当システムにより改善できた部分
昨年まで解答をマークシートで行い、マークシートを読み取り採点システムで採点と評価を行っていらっしゃいました。
その際、試験を行うだけでなく試験内容の解説を行う必要があるため、回収したマークシートを再度受験者に戻す時間がありましたが、その作業時間が不要になりました。
また、画像や動画を見るために会場を暗くする必要があるため、マークシートへの解答記載が見づらく不便だったようですが、PCに解答を入力することで解答記載がスムーズになり、受験時の見直しの時間も確保できるようになったようです。
お客様情報
特定非営利活動法人
日本乳がん検診精度管理中央機構様
〒460-0002
名古屋市中区丸の内2丁目12番26号
丸の内セントラルビル7階
https://www.qabcs.or.jp/