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Webサイトの評価基準って色々あると思いますが、ひとつの指標としてGoogle ChromeのAuditでのチェックがあります。
Auditには「Performance」「Accesibility」「Best Practices」「SEO」「Progressive Web App」の5つの項目がありますが、通常のWebサイトでは「Progressive Web App」を除いた4つの項目での評価を参考にしています。

このブログでも他のエントリーで書いていますが、速度アップのためのチューニングやWebアクセシビリティ向上への取り組みなど、Webサイトの根っ子の改善がWebサイト自体の価値を高める大切な要素になっていると思います。Webサイトというものは、世界中の情報が手軽に得られるというアクセシブルものなので、この考え方はとてもシンプルでわかりやすいものだと思います。

このサイトもこの4つの項目を意識して調整をしていますが、全ての項目をパーフェクトにすることは難しいです。ただ「Accesibility」などは、無計画に作っても満足な結果になる事は無いので、しっかり意識した上で、何にどこまで対応するのかを検討することが一番大切なのかもしれません。そしてこの改善を積み重ねていく事が最も重要なんだと思います。



現在の弊社サイトの状態です。まだまだ改善の余地はありそうです。


今回はa-blog cmsの「クライアントキャッシュ有効時間」の話です。
こちらも先日の「a-blog cmsの日」で教えてもらったのですが、a-blog cmsでブラウザのキャッシュの有効期限を設定し、サーバへのアクセス負荷を減らすというものです。

公式な説明によると…

サイトを閲覧している端末のクライアント(ブラウザ)のキャッシュの有効時間です。この時間内はクライアント側のキャッシュが使用されサーバにアクセスしません。そのためページが更新された場合にも反映されないことがあります。ブラウザの再読込ボタンを押したり、キャッシュを消去しないとページが切り替わらないことがあります。

という事です。
ブラウザのキャッシュなので、一旦キャッシュすると指定した秒数が経つまでブラウザのキャッシュを利用します。そのため更新してもすぐに画面に反映されないので、運用に合わせて秒数を設定するという感じです。

設定はコンフィグの機能設定にある「クライアントのキャッシュ有効時間」に秒数を設定するだけなので簡単です。

クライアントのキャッシュ有効時間を設定する


a-blog cmsでクライアントキャッシュの有効時間を設定する画面

a-blog cmsの特徴として、ログイン・非ログインに関わらず同じURLでページにアクセスしますので、キャッシュが効いているとページの変化が反映されない場合があります。また、公開したエントリーが即座に反映されない場合もあります。このキャッシュ機能を使う場合は、サイト管理者側が理解をしていないとダメな気がしますから、運用側でしっかり把握しておく必要があると思います。

ただ、キャッシュのメリットは大きいので、少しでもサイトのパフォーマンスを上げたい方にぴったりの機能だとお思います。ちなみにページの更新状態にシビアな条件がなければ「120秒位で運用すると良い」というお話でしたが、仮に120秒が厳しい場合に15〜30秒程度で設定しても効果があるという事でした。

現状このサイトは120秒で運用していますが、サイト管理者が理解していれば、120秒程度のキャッシュのデメリットは感じられません。こちらはオススメ機能のひとつですので、ぜひ一度試してみてください。