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Google検索結果一覧でWebページの情報のそれぞれ1行目に「サイト名」が表示されている部分がありますが、こちらの表記が指定されている場合とドメインが表示されている場合があります。
SEO的には順位に影響はないと思われますが、検索をした際に伝わりやすい「サイト名」の方が、クリック率が上がる可能性がありますし、サイト名の下にはURLが記載されるため情報として重複しており「出来れば変更したい」とご相談いただく事があります。
そこで今回は「サイト名」の表示を指定する方法を考えてみました。

サイト名を決めるコツ

サイト名を変更するためには、まずサイト名を決定する必要があります。
Google検索セントラルを確認すると、サイト名の命名にはいくつかのポイントがありますが、サイト名はメタで指定されるページごとの<title>などとは違い、ひとつのサイトで共通のものになりますので、基本的には簡潔にサイト全体を表すものにする必要があります。

サイト命名時のポイント

  • ユーザーの誤解を招くことのない、独自性のある名前
  • 一般に認知されている簡潔な名前
  • 一般的な名称は使用しない(例/NG:「名古屋のWeb制作会社アイデアソース」 OK:「アイデアソース」)
  • ホームページ全体で一貫したサイト名にする
  • 代替名(alternateName/こちらは推奨です)

より詳細を知りたい方は、下記のGoogle検索セントラルをご確認ください。

・Google 検索に対してサイト名を指定する
「Google 検索に対してサイト名を指定する」の詳細はこちら

決定したサイト名を指定する

Google検索セントラルを確認すると、Webサイト上で指定をする場合は構造化データを使うことが推奨されていますので、今回は構造化データを使って指定をしていきます。
サイト名を決める際に簡潔にとお伝えしましたが、このサイト名の部分が「name」になります。例えば「name」に「名古屋のWeb制作会社アイデアソース」と入れてみたところ、検索結果のサイト名には反映されませんでしたが、簡潔に「アイデアソース」としたところ無事反映されました。もし反映されずに悩んでいる方がみえましたら、欲張らずに簡潔にサイトを表す名称で指定されることをお勧めいたします。

構造化データの記述例

<!-- alternateNameは推奨/複数可 -->
<script type="application/ld+json">
{
	"@context" : "https://schema.org",
	"@type" : "WebSite",
	"name" : "アイデアソース",
	"alternateName" : ["IDEASOURCE", "ID"],
	"url" : "https://www.ideasource.jp/"
}
</script>

また、こちらの構造化データがないWebサイトの場合は、GoogleがWebサイトの情報(「og:site_name」「<title>」「見出し・内容」など)から総合的に判断している様です。

気をつけていただくポイント

サイト名の指定は、あくまでWebサイト側がGoogleに対して希望をするだけで、残念ながら必ずしもその内容が反映される訳ではない様です。もし指定をしても反映されない場合は、サイト名の見直しや、サイト全体としてそのサイト名が正しいとGoogleに判断される様に、Webサイト全体を調整する必要があるかもしれません。

また、今回利用した「Website」構造化データは「リッチリザルト」ではないため、リッチリザルトテストでは「アイテムが検出されませんでした」という結果になるかもしれませんが、特に問題はありませんのでそのままご利用いただいて大丈夫だと思います。

最後に

細かな対策事例ではありますが、検索結果でWebサイトを分かりやすく伝えるための手段として、ご紹介させていただきました。
頑張ってSEOで上位表示されても、クリックされなければWebサイトを見ていただくことは出来ません。こちらのサイト名表記を改善することで、少しでもクリック率を底上げする事ができれば嬉しいですね。同じ順位でも100回クリックされるより200回クリックされた方が良いですから、クリック数を増やすためのひとつの対策としてご検討いただければ幸いです。


Webサイトを運用していると、システムのバージョンアップや掲載内容の改修、またはサーバの移設など、様々なケースでWebサイトを一時的にメンテナンス画面に切り替え、運用を停止しなくてはいけない場面に遭遇します。理想的にはWebサイトの運用を止めずに、スムーズにメンテナンス作業が完了することが望ましいのですが、現実的には難しい場合が多々あります。

メンテナンスページを設ける方法として、一般的にはルート階層にメンテナンス内容を記載したファイル(index.htmlなど)を設置して、あとは.htaccessでリダイレクトをかけるなど、割とざっくりと対応しているケースもある様ですが、検索エンジンのクローラーが回ってきた場合に意図しない判断をされてしまう可能性があるため、正しい方法でメンテナンス画面を用意することが推奨されています。

.htaccessで503ページを用意する

Google検索セントラルを確認すると、「サイトのダウンタイムへの対処の仕方」には、下記の様に「503」を利用することが推奨されております。503を使うことによりGoogleにメンテナンス中であることが伝わるため、インデックスなどに影響が出る事もない様です。SEOを重要視されているWebサイトにとってインデックスは非常に重要ですので、Googleの推奨される方法で実装されることをお勧めいたします。

・サイトのダウンタイムへの対処の仕方
「サイトのダウンタイムへの対処の仕方」の詳細はこちら

ページのリクエストに対して、HTTP ステータス コード 404 (Not Found) を返したり、エラー ページを表示しているのに 200 (OK) を返したりする方法は、ダウン タイムへの対処法としてお勧めできません。それよりも、HTTP ステータス コードとして 503 (Service Unavailable) を返すように設定した方が、検索エンジンのクローラに対してダウン タイムが一時的であることを伝えることができます

503でリダイレクトをかける場合、一般的にはhtmlを設置するroot階層の.htaccessに下記の様な記述で対応します。
(サーバの仕様により書き方が変わる場合がありますので、実施にはご利用中のサーバに合わせて記述してください)

#root階層にmaintenance.html(メンテナンスページ)を設置する場合
#自分のIPを除外する場合はIP箇所のコメントアウトを外してIPを設定してください
ErrorDocument 503 /maintenance.html
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{REQUEST_URI} !/maintenance.html
#RewriteCond %{REMOTE_ADDR} !=000.000.00.00
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !^(.*)\.(jpg|png|css)$
RewriteRule ^.*$ - [R=503,L]
</IfModule>

#メンテナンス終了予定日時
<IfModule mod_headers.c>
Header set Retry-After "Fri, 5 July 2024 7:00:00 GMT"
</IfModule>

a-blog cmsならシステムに503ページが用意されています



a-blog cmsには「管理ページ」のダッシュボードに、メンテナンス画面に切り替える機能が備わっております。
こちらからモードを切り替える事で「503」ページに転送できますので、簡単に切り替えが可能です。
503ページの内容を変更したい場合は、あらかじめ作成した503.htmlをサーバのhtmlを設置するroot階層にアップロードしておく必要がありますのでご注意ください。(root階層にファイルがない場合は、a-blog cmsが用意した定型のメンテナンスページが表示されます)

CPIは503が利用できないらしい

今回メンテナンスページを表示するサーバがCPIだったのですが、調べたところCPIでは.htaccessの503エラーの操作についてサーバ側で制限がかかっており、ユーザー側では503用ページを設定することが出来ない事が分かりました。
CPIでメンテナンスページを表示する場合は、302のリダイレクトなどでメンテナンスページへ転送するなど、他の手段を使う必要があるようですのでご注意ください。

・CPI .htaccess の設定方法
「CPI .htaccess の設定方法」の詳細はこちら

この様に.htaccessに制限がかかっている場合もありますので、ご利用のサーバを事前に調べておくことをお勧めいたします。

#CPIでサイト全体のアクセスをmaintenance.htmlに302リダイレクトをする場合
#root階層にmaintenance.html(メンテナンスページ)を設置
Options +SymLinksIfOwnerMatch
RewriteEngine On
RewriteCond %{REQUEST_URI} !/maintenance.html$
RewriteRule ^(.*)$ /maintenance.html [R=302,L]

最後に

メンテナンスページを表示するという単純な作業が、思わぬところで「Googleからのインデックスを削除されてしまう」場合があると思うだけでドキッとします。メンテナンス中は時間との戦いです。メンテナンス自体の作業に追われ余裕がない事も多いと思いますので、ぜひ事前にしっかりと準備をして、心に余裕をもって対応されることをお勧めいたします。(自分自身への忠告も込めて…)

メンテナンスページ自体は人が見るだけですが、その裏でWebサイトの評価を落とさない様に、この様な情報を頭の片隅にでも覚えておいていただければ幸いです。


自社Webサイトやお客様のWebサイトなど、弊社では複数のWebサイトのSEOランキングを日々計測しています。
当たり前ですが、どのWebサイトもサイト構成やデザイン、掲載内容、更新頻度、Core Web Bitals の対策具合は異なっています。

もちろん一番良いのは、a-blog cms(CMS)を常に最新にして、サーバ環境も最新に(または定期的に見直し)、Core Web Bitalsを改善しつつ諸々の対策、そして何よりしっかりと目的を持って定期的にWebサイトを更新をしていただく事です。これが一番効果が出ますし、日々の更新の中で常に改善が出来ますので、実際のビジネスのスピードに合わせたWebサイトの運営ができ、検索順位だけでなくユーザーにとっても有益なWebサイトになります。

ただ、複数管理させていただいているWebサイトの中には、普段あまり更新をしないWebサイト(年に数回程度)もあります。そんな普段更新をしないWebサイトでも、下記の対策を行ったことで順位が改善しているものがあります。

SEOの改善に行った対策

  • a-blog cmsを最新版にバージョンアップ
  • 最新サーバに乗り換え
  • PHPを8.x以降に(できればPHP8.3)/PHP関連の各メモリ割り当てを増加(できれば2G程度)
  • a-blog cmsとサーバのキャッシュ関連の適切な設定
  • Core Web Bitalsを改善
  • 構造化データの導入・見直し
  • Search Consoleの情報を元に「インデックス/重複/canonical」などの調整

Webサイトの基礎が活きる

サイトごとに狙うキーワードのシェアや競合サイトなども違いますし、サイト自体のGoogleの評価も変わってきますので一概には言えませんが、サーバの環境やWebサイト構造など、Webサイトの基礎の部分を見直し改善すると、あまりサイトを更新していなくても一定の評価が上がると感じています。

上記の様な見直しや改善は、全て結果的にWebサイトのパフォーマンスやセキュリティなどの向上につながります。パフォーマンスやセキュリティの改善は、効果があることをGoogleも公表していますが、日々実測していると経過が分かりますので非常に面白いです。

また、Core Web Bitalsにはユーザービリティやアクセシビリティに関する項目もあるため、例えSEO目的の対策であったとしても、結果的にはWebサイトやそのユーザーに対して非常に有益な施策だと言えると思います。

Core Web Bitalsに関しては以前にも「Web制作会社がおこなうSEO施策とCore Web Bitalsの改善」「SEOとは「UXを高めていく事」という時代になったのだと思う」で書いておりますので、興味がある方はぜひご覧ください。

最後に

もしSEOで検索順位を上げたくても効果が出ない場合は、ぜひこの辺りの改善も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
Webサイトやサーバが数年前の環境のままでしたら、改善はしても悪くなることはないと思います。
上記の施策だけでしたら、Webサイトに掲載している内容に変更を加えませんので、この施策で順位が悪化することはないと思いますので、評価を全体的に底上げする意味でも効果的だと思います。

a-blog cmsでのWebサイト運用にはノウハウもございますので、「Webサイトが見てもらえない」など、Webサイトの効果に疑問を感じたり、何かWebサイトの事でお困りでしたら、是非お気軽にご相談ください。


数ヶ月前からSEOで「Web制作 名古屋」で上げてみようと思い色々やりまして、やはり少し時間は掛かりましたが、こちらの1つのエントリー(名古屋の制作会社として15年になります)で今朝(2024/6/9現在)で13位くらいまで上がってきました。10位以内には入れたいなと思いますが、「Web制作 名古屋」はボリュームのあるキーワードなので現状でも結構うれしいです。

「Web制作 名古屋」で検索順位を改善する為におこなった対策

何をやったかですけど、地味な作業ですが「Lighthouse」を使ったCore Web Bitalsの改善、サイト内の表記などの見直し、そしてブログエントリーを計画的に書く、Seach Consoleを見て細かく調整や改善、そして最後にサイト監査ツールを導入して各所チェックし、現状把握と見直しできるところを随時潰していった感じです。

「ホームページ」などの表記は「Webサイト」に統一し、表記の揺らぎを無くしています。この場合「ホームページ制作 名古屋」で検索順位が下がるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、現在「ホームページ制作 名古屋」では28位くらいにいますので、同じ意味のキーワードであればGoogleがある程度判断して順位に反映している思われます。

ただ、Core Web Bitals は一度改善しましたが、このエントリーを書く前に、先日トップに動画を入れたので今の数値は下がりました。これが検索結果にどう出るかはまだこれからなので、こちらは注意してみていく予定です。
あと改善すれば数値は良くなりますが、これってどうなの?という部分はあえて対策していない箇所もあります。(Core Web Bitalsの結果は重視したいが、色々表現出来ないと面白くないので…)

サイト内でのキーワード表記の考え方

サイト内のキーワード表記に関しては基本的にはGoogleを信じて、不誠実はことはしていません。表記はしっかりと狙ったものにして、必要であればそのワードに添った内容をその都度書いています。
Googleは検索ユーザーの検索クエリ(問い)に対して検索結果から最適なページ(答え)を提供したいだけなので、問いを想定して答えのページを用意します。その問いが検索上位に上げたいキーワードであれば良いので、あとはその答えのパターンを増やしていけば良いと思います。

目的のキーワードに対してエントリーを書けば、自然にそのキーワードの周囲にあるサジェスト的な内容のキーワードも文章に含まれてきます。重要な内容に対してはきちんと見出しを設定して、その項目に対して詳しく書く配慮はしています。

文章が不自然になる様なことはしていません。
「検索ユーザーが好まないエントリーはGoogleも嫌うでしょう」という判断です。

サイト監査ツールの導入

サイト監査ツールは1ヶ月ほど前に導入しましたが、これがサイトの状態を知るには結構便利です。もし弊社のお客様が導入されたい場合は有料ですがご提案もできます。(監査ツールにはまだ数枠空きがあるので先着になります)
特に外部施策としてリンク貼ったりなど何かあるわけではないので、このツールは導入するだけでは効果はないのですが、指標になりますのでかなり役に立ちます。

導入される場合は弊社からのレポートだけになります。管理ページは提供できませんのでご了承ください。
ただ、直接ツールをご購入いただければ管理ページも提供されますので、本格的にご利用される場合は、高価になりますがツールをご購入された方が良いかもしれません。

※弊社が何のツールを導入しているかはここでは触れません。ご了承ください。

競合サイト調査の必要性

上記の監査ツールを導入すると競合サイトの調査なども可能です。
競合調査をすると上位サイトはかなりのページ量のコラムやブログを持っていることが多く、それはサイトをパッとみただけでは分からない場合が多いです。「なぜ上位サイトに勝てないのか」を紐解き、実際の競合サイトの規模を知ると「ああ…だから上位なのか」となることも多いです。

ただ競合サイト調査から競合サイトの流入ページや流入キーワードがわかりますので、そちらを参考にしてより充実したエントリーを作り、さらなる上位を目指すなどもできると思います。逆に競合サイト調査をしないと分からないことも多いと思います。

最後に

現状上位に上がっているのは、1つのブログエントリーですが、こういう上位に食い込むエントリーが複数作れる様になると、後々ドメインとしてこのキーワードに強くなりますので、内部リンクの貼り方でトップページを上位にすることもできると思います。

SEOは基本的に「ちゃんとサイト運営していれば気にしなくていい派」でしたが、狙って運営すれば効果が出ますので、今では「目的を持って計画的に運営すれば気にしなくていい派」になりました。日本規模で争う様な超ビッグワードだとそんな簡単ではないんでしょうけど、地域性を含むならキーワードでしたら、ある程度は上位に上げることも可能だと思います。

SEOには専門的なWebマーケティングやSEOの会社がありますので、Webに関わる会社も今は細分化されております。ただWeb制作会社にも出来ることは沢山ありますので、ぜひSEOにお困りの方は、まずはWebサイトを制作されている制作会社さんに相談されてみてはいかがでしょうか。


弊社は名古屋のWeb制作会社ですので「Web制作会社 名古屋」や「ホームページ制作会社 名古屋」などのキーワードで検索上位に上がると嬉しいのですが、業種・営業内容・商品など、Webサイト毎に目的に合わせた重要視されるキーワードがあると思います。

この検索キーワードですが、せっかくSEOを意識して施策をしていても、キーワード自体が的外れでは正しい成果を得ることができません。また、キーワードの方向性は合っていても、そもそも需要がない・認知されていない場合は、キーワードの表現を少し分かりやすくするなど、調整した方が良い場合もあります。

しっかりと目標を見定めて目的地を決める為には、まず対策する検索キーワードについて知る必要がありますので、今回はキーワード例として「Web制作会社」と「ホームページ制作会社」を比較しながら「地域性」も踏まえて、キーワードを決めるコツを考えてみようと思います。

キーワードを知る

まずは例としてあげた2つのキーワード「Web制作会社」と「ホームページ制作会社」を調べてみます。
調査方法につきましては、弊社の業務内容にもなりますので詳細は控えさせていただきますが、Googleが提供している「Google Trend」や、専用のキーワード調査ツールなどを使い調査します。また「Google Search Console」などで、すでにサイトに流入しているキーワードを調べて強化するというのも良いかもしれません。

メインのキーワード自体が決まらない場合は、まずWebサイトの主題にまつわる関連キーワード(サジェスト)などを調べると良いと思います。今回の例は似た2つのキーワードになりますが、実際に調べてみると下記の様に結果に少し違いが現れました。



ホームページ制作会社 ホームページ制作会社 名古屋 Web制作会社 Web制作会社 名古屋
月間検索数 2400 140 6600 110
競合性 60 22 36 30
想定難易度 34 30 32 30

「月間検索数」は数が多いほど1ヶ月に検索されている回数が多く、「競合性」は数が多いほど競争率が激しいとされています。実際の数では無く、あくまでもツールが割り出した目安ですので参考値としてください。キーワードにもトレンドがありますので、時期や期間で変化するものもあり、トレンドを意識する場合もあります。

今回のキーワードについてひとつポイントがあるのですが、前提としてWebについて詳しい方は、私たちの様な会社を「Web制作会社」と呼びますが、一般的なお客様やそれほどWebについて詳しくない方は「ホームページ制作会社」と呼ばれることが多いです。
ホームページはWebサイトのトップページを指すため厳密には違いますが、一般的に使われている言葉の意味合いとしての認識は似ており、Googleでは「Web制作会社」「ホームページ制作会社」のどちらでもヒットすることがあります。

ただ、昔はSEOをする際に表記の揺らぎも意識し、両方のキーワードを上手に使うこともありましたが、ページ内に同じ意味を持つ複数の単語が混在することに違和感がありますし読みにくくなりますので、今はユーザーの目線に立ちしっかりとキーワードを見極めて選定された方が良いと思います。

今回調べて面白かったのが「ホームページ制作会社」と「Web制作会社」だけを比較した際に、圧倒的に「Web制作会社」の方が多いのですが、「名古屋」という地域性が加わると「ホームページ制作会社」の方が多くなりました。この結果から、名古屋エリアでは「ホームページ制作会社」と調べる可能性が高いという傾向がわかりました。

この様にキーワードのチョイスにも地域性が出ますので、キーワードを選ぶ際に配慮されると良いと思います。また、このエリアについては「都道府県」「市」「地域」「駅」などで変わってきます。エリア名をつける場合は、どれくらいの大きさのエリアで絞り込むことが適切かを、営業範囲や検索ボリュームなどを調べて設定されると良いのではないでしょうか。「地域名」と「駅名」が同じ場合などもありますので、エリアによっては注意して検討する必要があるかもしれません。

また「競合性」をみると「ホームページ制作会社」と「Web制作会社」の検索数に反して「ホームページ制作会社」の方が競合が多い結果となっています。検索需要が多く競合が少ない方が、良い順位が取りやすく効果が出やすいともいえますので、競合性の部分も目安にすると良さそうです。

「想定難易度」も意識する必要があります。こちらが高すぎるとビッグワードとなり、そもそもSEOで高順位を狙うこと自体が難しくなりますので、ご自身のWebサイトで「実現が可能か?」「足りない場合は何を補強するのか?」、関連キーワードなどから「狙いやすいキーワードに変更するのか」などを検討する必要があります。今回は2つのワードであまり差がない為、こちらは特に意識せず対策してみます。

競合サイトの調査

キーワードを決める際には、競合サイトを調査する場合もあります。
競合サイトが流入を稼いでいるキーワードが分かれば、そのキーワードについて対策し競合から順位を奪うことで、流入を得ることができる可能性があるからです。競合サイトの流入キーワードは調査が可能ですので、調査結果から効果が高いキーワードの選定が出来ますが、この場合は競合サイトと順位を争うことになりますので、Webサイトやドメイン全体をみて足りない要素を補う方法を考えるなど、Webサイトの全体的なパフォーマンスを上げていく必要があるかしれません。

最後に

今回のキーワード選定は、結果的に「ホームページ制作会社」と「Web制作会社」で比較して、弊社では「Web制作会社」にて対策することにしました。理由としては、まず「Web制作会社」が正しいこと、そして全国で圧倒的に検索数が多いこと、名古屋エリアでは少ないですが、比較して大きな差はついていないこと、そして競合が少ないことです。

これでしばらくお試しをして、日々結果をモニタリングしながら様子を見ようと思います。
「Web制作会社」で効果が出ることには「ホームページ制作会社」でも何かしら検索結果に表示される可能性がありますので、またそのあたりも踏まえながら判断していこうと思います。